弊社の共同主催による「エコ・アイランド&サスティナブル・コミュニティ・グローバル・サミット2015」を沖縄で盛会裏に開催(11月5日-7日)

in News | November 14, 2015

弊社と弊社内に事務所を置く一般社団法人エコアイランド、ならびに株式会社日建設計総合研究所とは共同で11月5日から7日に沖縄県宜野湾市の「沖縄コンベンション・センター」において「エコ・アイランド&サスティナブル・コミュニティ・グローバル・サミット2015」を主催開催致しました。

この催しは、2012年と2013年にヨーロッパで開催されて途切れていた「エコアイランド・グローバル・サミット」を復活させたものであります。
島嶼部は、気候変動、エネルギーや水の確保、環境問題、人口問題、地域産業の振興と経済の活性化などの「地域の課題」が最も先鋭的に発現するため、世界各地で「離島モデル」と呼ばれるソリューションの研究開発が進められています。また、島嶼向けに開発されたソリューションは島嶼以外の地域でも自律的で持続可能なコミュニティのあり方を目指す上で活用されることが期待できます。
そこで、今回は「エコ・アイランド」のみではなく「サスティナブル・コミュニティ」も加えた形でのサミットを開催致しました。

サミットは、内閣府、総務省、外務省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、環境省などの中央官庁、沖縄県、宜野湾市、宮古島市などの自治体、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、株式会社国際協力銀行などの関連機関の後援を受け、日立製作所、日建設計、東芝、大林組を始めとする数多くの企業の協賛を得て開催されました。
会場には世界14ヶ国(日本を含む)から150名を超える参加者が参集し、内閣府沖縄統合事務局経済産業部長、沖縄県商工労働部長による開会の挨拶に続き、沖縄科学技術大学院大学首席副学長、欧州離島連盟副会長らの基調講演が行なわれました。それに続き、自治体や企業の登壇者による全体セッションが行なわれました。第二日には4つの会議室に分かれての分割並行セッションが行なわれて、午前と午後に跨って、エネルギーの創生、エネルギーの共有とマネジメント、地域産業の支援と育成、離島における環境共生への挑戦、環境配慮建築、低炭素交通、ICTによるライフスタイルの変革、安全安心・レジリエンスの8つのテーマについて、それぞれ3、4件のプレゼンテーションに続いて登壇者によるパネル討論を行ない、単に発表だけの言いっぱなしにならない議論を深めることができました。
また、第3日の7日(土曜日)には希望者による「宮古島エコアイランド」の見学ツアーを実施し、再生可能エネルギーの導入事例などを視察しました。

このサミットにおいて、弊社は一年前の企画の最初の段階から深く関与し、社長の河野は実行委員会副院長として、ヨーロッパで開催された際の主催者たちとのコミュニケーションや、海外からの登壇者の招聘、中央省庁の後援名義の使用申請などで中心的役割を担いました。
更に、河野はサミット第一日の最終講演枠に登壇して、第一日のまとめを述べると共に、第二日の分割セッションにおいては「エネルギーの共有とマネジメント」のテーマのファシリテーターを務め、イギリス、日本、インドネシアからの講演者のパネル討論を取り纏めました。
今後はこの経験を活かし、今回は参加が少なかった南太平洋の島嶼国やカリブ海の島々も含めて真に「グローバル・サミット」となる催しに育てていく所存で御座います。
なお、スコットランドのオークニー島の市議会が2017年のエコアイランド・サミットのホストを務めたいという連絡も戴いておりますことをお知らせ致します。